そろそろ冬の準備でも…【HowTo薪ストーブ】
毎年の恒例行事。
薪ストーブの準備。
「そんなの準備なんていうほどのものでもないでしょ」って思う人もいるかもしれないけれど、しっかりとした準備をすることで、長い北東北の冬も快適に過ごすことができる。
近くのホームセンターでもそろそろ薪ストーブが出てきている。
重くて何年も使える鋳造鉄のものや、簡単で安い使い捨てタイプ、四角いものから丸いものまでいろんなものがあって、我が家ではその時の気分と予算で購入している。
スタンダードな安価なダルマ型。
スタンダードな角形。火傷防止用にガードがついてるのとそうでないのとがある。
ちょっと頑丈なタイプ。
プロパンガスのボンベで作られた仕様のものなんかもあって、かなり頑丈で人気も高いらしい。
無煙タイプ。アウトドアしてる人は知ってると思うけど、薪も完全燃焼すれば煙は少なくなるんだよね。
インテリアとしても素敵な鋳造タイプ。
ただ、シーズン終了後の手入れが大事。
使い捨てタイプの数千円で購入できるストーブは、扱い方もラフでいいし、個人的には大好きだけど、ちょっとした準備をしてあげないと、あとで思いがけないトラブルをおこすことがあるんだ。
休みの日に半日かけて行う、おじさん的冬の準備「安い薪ストーブ編」でも紹介しちゃおうかな。
今年は、使い捨てタイプを選んだ。使い捨てではないんだろうけれど、1シーズン使っていると、中にある部品が熱で変形してしまうからおじさん家では1シーズンごとに買い替える。ヘビーな使い方してる家では1シーズンで2台替えるとこもある
鋳造タイプはインテリアとしてもリビングが癒しの空間になるんだけど、何年も使えるだけ頑丈な分、春のメンテナンスをしっかりしてあげないと、次のシーズンに錆が浮いてしまっていたり面倒くさくて…あはは
というわけで、今日、薪ストーブを購入。
こんな感じのヤツ。
で、まだまだ使い始めるのは先の話なんだけど、今のうちにしておかなければならない準備があるんだよね。
【おじさん的新品薪ストーブを購入したあとにする作業】
1.砂を入れて床を作る
囲炉裏なんかをイメージしてもらえればわかりやすいと思うけれど、灰や砂でストーブの中に床をこしらえる。
断熱材としてストーブの底から床に熱が悪さをしないようにするのが目的なのかな?
2.焼き入れをして表面の油脂分を飛ばす
薪ストーブを使用している家では当然の作業になるわけだけど、新品のままだと耐熱塗料やさび止めの油脂分がついているから、いきなり火を入れると周りからおびただしい量の煙が出てくる。部品を固定していたテープの粘着成分なんかも残っていると炎が出ちゃったりすることもあるし…
一度、面倒くさがって焼き入れ作業をせずに設置したら、火を入れた途端、真っ白な煙が家じゅうに充満するわ、火災報知機が鳴っちゃうわで大変な思いをしたことがある。
焼き入れ作業は、とこをこしらえたストーブを外に設置して火を入れるだけだから大した作業ではない。焼き入れだけが目的だから、焚き付ける薪の量も少なくて大丈夫。
熱が回ってくると焼けた部分の色が変わっていくんだけど、それを眺めているのが個人的には好きなんだ。
「あ~、順調に焼きが入ってる~」って…www
もちろん、薪を焚いて焼き入れするわけだから、周りの家に煙が悪さしないように気を付けないといけない。
自宅の煙突に接続するか、裏の空き地に持っていって人がいないの確かめてから行うかだね。
中の薪が燃え尽きたら、そのまましばらく放置して熱が冷めるのを待ってからお持ち帰り。
ここでも、「少しぐらい熱くても大丈夫だべ」って油断すると、本体が大きいから家の中に移動する時に二の腕とか胸に本体が触っちゃって火傷しちゃったりする。
ま、この2つの作業が終われば、あとは設置するだけだから何のことはない。
準備のできたストーブをガレージに保管して、来るべきシーズンへの備えもできた!
今年は、次男にも焚き付けへの火の入れ方を覚えてもらわないといけないなぁ。
~おまけ~
おしゃれな鋳造薪ストーブはインテリアとしてもとても絵になります。