働くおとうさんの悲しいお正月。
数年ぶりに取得することができたのに、何の予定もなく過ごしてしまったお正月も終わり、また、怒涛のワーカホリックな時間が始まっている。
悲しいかな、秒単位で尻についた火をほろいながら走り回っている方が精神的に安定しているというのは、おじさんが知らずに身に着けてしまった習性なんだろうけれども…
たまの休みができると、猛烈に予定を詰め込んでしまうクセに、連休となると途端に何も予定を組めなくなってダラダラと過ごしてしまう…
この度のお正月もそう…
家族もしかりで、「おじさんには連休がない」と思っているもんだから、イザ「連休もらうことができた~」といっても、じゃ何をしようかという思考回路が作動しないようだ。
おじさんがいない形での連休の過ごし方は心得ているものの、そこにおじさんが加わると何もできなくなってしまう…典型的な日本の悪しき文化習慣の代表格のような我が家の家族関係は、せっかくの連休というときにニョキっと顔をもたげる。
「留守番しているから、どっかに行ってくればいいよ。夕飯は作っておくから。ゆっくりしておいで。」
女房と子供たちにそう告げると
「じゃ、ちょっとお買い物しながら初売りに出かけてくるね~」と嬉々として出かけていく。
誰もいなくなった家に取り残されて、とりあえず掃除機かけて、洗濯して、あとはテレビをつけながらソファにごろ寝。
家で酒を飲む習慣もないもんだから、スマホゲームしてみたり、パソコン開いてネットしてみたり…
こんな1日を繰り返していたような…
…う~ん、思い返すとなんて虚しいお正月を過ごしていたんだろうか…
何だか涙が出てくる…
~おまけ~
日本人のしきたり―正月行事、豆まき、大安吉日、厄年…に込められた知恵と心 (プレイブックス・インテリジェンス) (青春新書インテリジェンス)
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