先細り…
おじさんの生息地でもある秋田県の人口が100万人を割り込んでしまたというニュースが全国ニュースに掲載されていた。
人口減少率がマイナス1.30%で四年連続全国一…
毎年13,000人ずつ人口が減少…
25市町村のうち、大潟村を除く24市町村が「消滅可能性都市」…
少子高齢化や若者の流出防止、Aターンなど、行政もいろいろと頑張ってはいるんだけどね。
おじさんの勤め先のある自治体では、子供の医療費が無料とか、転入支援で空き家をリフォームして安く貸し出すとか行政も全面的に協力支援をしながら取り組みをしている。
ただ、若者が定着しにくい環境っていうのは、手の打ちようがないというか…
大学も片手で数えるしかない。
県外の大学へ進学しても、そこで身に着けたスキルを活かせる職場がない。
皮肉な話だけど、おじさんの先輩でも、六大学を卒業して地元に戻ってきたのはいいけど、就職先がなくて、結局トラックの運転手してるとかいう話は、少なくないからね…
高齢化が進んでいるということで、民間が流行りにのっかって介護事業にバンバン進出してきているのも、もう数年すれば、高齢人口のピークを迎えて下り坂になっていけば淘汰され始めるんだろうね。
住めば都だけど、住んでもらえるまでのアプローチがとてつもなく長いのが秋田県。
冬の厳しさも、都会から定住しようと来てくれた人たちにはかなり大きなダメージとして突き刺さるようだし…
奥羽山脈を隔てて、主要なインフラが縦断していない。高速道路も新幹線も、本線からの枝分かれ。
…こうして書き出してみると、泣きたくなるような状況しかないのもなんだな…
ま、それでも、「今、ここに住んでいる人たち」は、みな、土地への愛着と誇りを持っているわけで。
もしかすると、このまま人口減少に歯止めがかからないかもしれない。
もしかすると、どっかで劇的に人口が増えてくれるような出来事が起きるかもしれない。
(なるべく後者でありますように…)
そう願いながら、行政も企業も、住民も、みなが「今できること」を頑張っているところなんだよね。
きっと、中に入ってみてもらうことができれば、「素敵じゃん」って感じてもらえるようなことはいっぱいあるんだと思う。
おじさんも、地元で生活する人間として、そういうところも、もっともっといろんな形で配信していけたらと思った。
「人口100万人割れ?上等じゃいっ」って感じ?