過疎
おじさんの生息地は過疎ど真ん中。
(画像はイメージです)
隣接する市町村でも、高齢化が4割超えのところも少なくなく、どこも過疎に喘いでいる。
毎年この時期になると、多くの若者が故郷を離れていく。
息子の高校の卒業式、最後のホームルームを参観する機会があったけど、進学も就職もほとんどが、関東圏。地元に残って…という人はごくほんの一握り。
そりゃそうだ。
魅力ある職場がまずない。
高校卒業してすぐに勤められる職場なんて考えても…
役場、介護施設、土木…
選択肢はこんなもん。
中小の企業は、新陳代謝ができす、定年退職者継続雇用制度をフルに活用中。
もらえる給与もたかが知れてる。
もっと専門的な仕事を目指して進学を希望すれば、地元には大学がないから、結局県外へ流出…
奇跡的に地元に戻ってきても
アフターファイブを楽しめる場所がない。
パチンコ店と…あと何がある?
生産性のある余暇が少ない。
「地域おこし」ってんで、若者向けの企画をいろいろ編み出しても、そもそもそれに乗っかれる若者がいない…
「みんな集まれ~」って手を振っても、降った先には若者がいないんだからどうしようもない…
結局続かず共倒れ。
切ないね。
隣んちのトーチャンが言ってた。
「東京に出て行った長男は、そっちで所帯持って、後継ぎなんてあきらめた」ってね。
そのうち、盆正月も帰ってこなくなるって。
借金まみれの国政も、都市部偏在の経済も、田舎の将来はどうなる?って、不安しか感じられない。
田舎っていうか、日本の未来?
なんかの本で読んだ。
このままいけば、数年後にはコミュニティとして成立しなくなり、消滅の危機にある自治体が過半数にのぼるとか。
何気なく思った過疎の問題。
思えば思うほど音が深くて鬱々としてくるね。
〜おまけ〜