プレミアムなフライデー?
経済産業省が音頭をとって
2月24日の金曜日から
「プレミアムフライデー」なるイベント・キャンペーンが始まったらしいね…
月末金曜は、少し早めに仕事を終えて 、
ちょっと豊かな週末を楽しみませんか?
だって…
月末月初が猛烈に忙しいおじさんの職場では、
話題にもなっていない。
余暇の充実を図ることで、消費の喚起につなげようっていうのが狙いのようだけど、それは「お金」と「時間」がある人たちだけの話なんじゃないかなぁ…
このイベントの目的は
1)国民生活の向上 と
2)消費促進による経済への刺激
なんだそうだ。
う~ん、おじさんの脳みそが典型的な「ワーカホリックな日本人的思考回路」なのか、どうもピンと来ないんだな…
こんなキャンペーンをぶつよりも
制度として存在している「有給休暇」の使い方について、国が主導してきっちりと消化していけるようにすればいいだけなんじゃないの?
決まった日に、職場をあげて「早く帰ろ~」って会社の機能を止めちゃうより、いつでも自由に年次有給休暇を取得できるようにすれば、月末の金曜日だけ会社の中に誰もいなくなるような不自然な状況は回避できるような気がしないでもないけどな…
仮におじさんの職場で“プレミアムフライデー”が導入されたとして、経済効果につながるような消費をするような人がどれだけいるかって周りを見てみると…
少なくとも、おじさんは家にまっすぐ帰ってごろ寝だな…笑
こんな大掛かりなキャンペーンをしなくても、日ごろからお金を使って経済に貢献している人っていうのは貢献しているし、貢献できない人は、時間をもてあまして上手く使いこなすことができないんじゃないの?
あるニュース記事にはこんなことも書いてあった
古いデータですが、平成11年(1999年)度の世論調査によると、日本の国民は平日の余暇の使い方として、
・ テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などの見聞き 62.7%
・ 何もしないでのんびりする 31.1%
・ 家族との団らん 29.6%を上位3項目として挙げています。
これらは消費と縁遠い時間の過ごし方であり、休暇をとる人が増えたとしても、消費が促進されるとはいえず、景気が刺激されるのも望み薄なのかな、と感じます。
~日経トレンディより『プレミアムフライデーは本当に成功するのか』~
おじさん家でも、だいたいこんな感じだもん。おじさんだけが特異な状況とも思えないしさ。
「さぁ、時間を上げるからたっぷりお金を使ってね~」って言われても、先立つものがないとどうしようもないのさ。
早く帰った分、無給になっちゃう人だっているだろうし、そうなってしまえば、本末転倒。
だからといって有給休暇がそのために消化されていくかっていうと、これもまた疑問だな…
現実とかけ離れたところを一人歩きしているキャンペーンのような気がして、どうも、おじさんとしては違和感があるんだな…
『とりあえず月に1回日を決めるから、何かしらお金を使ってね~』って言われたところで、どうやって使ったらいいのかわかんない人だっているだろうし。
「晩ご飯なに食べる?」
「何でもいいよ」
っていうやり取りと同じでしょ?
おじさんがこれを家でやると、女房にものすごくいやな顔されるよ…笑
それよりなら、「お正月だね~」とか「クリスマスだってさ~」って、はっきりとした目的やイベントが存在している方が、日本人的にはお金をいっぱい使ってくれるんじゃないの?
そういう意味では、恵方巻きやハロウィンなんかは、民間企業の策略にまんまとハマりながらも、全国的に消費が持ち上がったイベントになったよね。
来月以降もずっと続くんでしょ…
大丈夫なのか?
~おまけ~
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