テンポとリズム感の違い
あるライブでの出来事から
つい最近、おじさんもよくお邪魔しているライブハウスのリニューアルがあった。
そこをよく利用しているバンドや個人が集まって、音出しを兼ねてちょこっとライブ的なことをしたんだけど…
(画像はイメージです)
ずっと前から、おじさん的に「こいつらスゲーな」って思っていたバンドがいて、久々に生で聴かせてもらったら…
それぞれのメンバーの技術は言うことないはずが、なんだかバンドとしてのまとまりが悪くなったような…
おじさんはドラムを叩いているから特にそう感じちゃうのかもしれないけれど、リズムセクションのグルーブ感がちぐはぐな印象。
それと…なんだろ…それぞれの楽器が、自分のテクニックを主張しすぎて、1つになれていないっていうか…
ギターもボーカルを邪魔しちゃうようなリフを連発していたり…
ベースはフレットをずっとガン見してばっかり…
ヴォーカルは、歌詞カードから目線が離れない…
ま、お客さんを相手にしたライブではなかったから、こんなもんなのかなぁっていうのもあったんだけど…
それぞれの良さがぶつかり合ってしまって反発しちゃっているっていうか、音楽として融合しきれずに分解しかけているような感じ。
メンバー同士の仲もすごく良いのに、なんだろこの違和感…
バンドって、そういう自己主張をしつつも、引く所は引いて出る所は出ての駆け引きとバランス、そして集団としての調和がよくないと、バラバラな印象になっちゃうよね。
久々に期待して見させてもらっただけに、ちょっとザンネンな気分になってしまったおじさんだった。
件の出来事から学ぶ…
…そういえば…
おじさんの職場にも、良くも悪くもご自身のペースを貫くことで、結果、職場全体のバランスを崩してしまうような出来事を連発している新人さんがいたっけな…
決して悪い人じゃないし、仕事ができるできないっていうのを置いといて見ると、人としてはきっと魅力のある人なんだろうと思う。
だけど、その人の持っているペースっていうのは、職場全体の持つソレとはちょっと違っているんだね。
会社なんていうのは、個々人の集まりだから、全員がまったく同じテンポなわけはない。それでも、同じ目的を達成するために、少しずつ自分の持つリズムを調整しながら、全体としてのグルーヴ感を狂わせないようにお互いに気を使ってみたりするわけで…。
そこが上手くできなければ、結果としてチグハグな雰囲気になってしまったり、浮いてしまったりするんだろう。
おじさんはドラムを叩きながら、ステージの一番奥からギターやベース、ボーカルの後姿や横顔を見つつ、全体が気分良く演奏できるようにっていうことを大事にしてきたつもり。
だから、ソロとかいうのはてんで苦手だけど、全体のグルーヴを感じ取りながら、少し走ってみたり、溜め気味にリズム掴んでみたり、ベースと一緒になってみたり、ギターやキーボードと一緒になってみたり、ボーカルの回す手に合わせてみたりしながら、全体としてのまとまりっていうのかな?そういうのは崩れないように頑張ってきたつもり。
「おじさんの叩くドラムは、演奏しやすい」とか言ってもらえるのが至極の喜びだからね…笑
ま、これもそれぞれの考え方だから、おじさんの感じていることが全てだとは思わないけどさ。
おじさんがこんな考えでいるから、尚更なのかな?
周りのグルーヴを感じ取ることができずに、自身のペースだけで突っ走るとか、周りとのテンポの違いを感じ取れずに浮いちゃうような状況っていうのは、すごく残念だなぁって思っちゃうんだね。
自分を活かしてもらうために、周りと合わせる。
周りと合ってくると、自分が活きてくる…
そういうのも素敵なことなんじゃないかと思うんだけどな…
新人さんと一緒の仕事でノリノリのグルーヴを感じられる日はいつ頃かなぁ…
~おまけ~
なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である
- 作者: 中島聡
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2016/06/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る