皮肉な話…
【スポンサーリンク】
ある田舎でのオハナシ
学生の頃には
それなりに成績が良くて
都会の大学に進学をして
家を継ぐとかの理由があって
地元に戻ってきたヤツがいる
学生の頃は
成績はフツー(それなり)で
実業系の高校に進んで
そのまま地元就職をしたヤツがいる
田舎では…
後者の方が
実は給与が良かったりするって話…
特に建築・土木系の仕事をしている人や
運送系の仕事をしていると
聞いて衝撃を受けるような給料をもらっていたりする…
かたや…
華の六大学を出ても
田舎に戻ってきて事務系や営業の仕事だと
手取りは40歳を過ぎても
年間で300万に届かないこともざら。
地域にもよるんだろうけれど
おじさんの生息地では
技術系とか研究系とか
そういう仕事はそもそも極端に数が足りないから
就職先としての選択肢とさえ
なりえないことも多いからね…
都会ではありえない話なんだろうね
実家を継ぐという大義が仇に…
おじさんは
学校卒業してすぐに
地元に戻って
福祉系の仕事についたんだ
「長男は家を継ぐ」っていうのが
当たり前だと思っていた時代だからね
当時はまだ
「高齢者福祉はこれからどんどん需要も増えてくるから
3Kなんて言われてはいるけれど
これからの時代は金の卵になる」って言われてさ
じじっこばばっこだったおじさんは
その気になってね
高校2年ぐらいまでは
工学系の大学に進んで
自動車関連の仕事に就きたいと思っていたんだけど
高校3年になって急きょ進路を変更して
福祉の道に進んだわけ
それでもまださ
福祉が措置の頃は
少しだけ光もあって
やりがいもしっかりあったし
自分の仕事に誇りを持てていたんだけど
それが
介護保険が始まったあたりから
雲行きが怪しくなり…
国の財政に露骨に
業界全体のお金の流れが左右されるから
今は悲惨…
介護報酬改正のたびに
基本報酬が下げられるし
そんな状況で
どうやってほかの業界と同水準の
給与なんて払えるかっていうんだな
おじさんだけの給与じゃ
家族を養えない…涙
話を蒸し返すようだけど…
いちお おじさんもね
進学組だったんだよ~
この前地元にいる同期の連中で集まって
ついこの前
地元に残ってる同期の連中が集まって
飲み会を開いたんだ
昔のまんまなんも変わらない顔ぶれで
懐かしい〜なんて盛り上がってさ
で、お酒飲みながらの席で
いろんな話が出たんだけど
その中
給料をどれぐらいもらっているかなんて話題にもなってさ
みんなの話を聞いて
おじさんなんてもうね
ガックシきちゃってさ…
地元の建設会社に
高校卒業してすぐに勤めた同期なんて
おっきい工事の現場代理人とかになって
がっつり稼いで
アルファードとか乗ってるのに…
おじさんはいつまでたっても
安い中古車どまり…
志だけじゃ
生活できないってこと
痛感させられた
なんだかなぁ…
〜おまけ〜
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
- 作者: 山崎元,大橋弘祐
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2015/11/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (2件) を見る