無茶して自業自得
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北東北はすっかり冬。
数日前には本格的な雪も降り、朝晩は道路も凍結したりもしている。
当然、車の流れは遅くなり平均速度も低くなる中で…
毎朝、やっぱり無茶な追い越しをしながら走っていくシルバーのス〇リーム。
急いでいるのか自分の腕を過信しているのか、バックミラー越しにはるか遠くから何台も追い越しながらすごい勢いで近づいてくる。
その日もあっという間におじさんも追い抜かれ、その車はずーっと先に消えていった。
「こんなに道路凍ってるのに、無茶するよなぁ…」
もう見慣れた光景に、怒りもわいてこない。
それから10分ほど車を走らせていると…
明らかに路面の凍結だけが原因じゃないような不自然な渋滞に遭遇。
さっき追い抜いて行ったあのス〇リームが縁石を跨いで立ち往生していた。
「あ~ぁ、だから言わんこっちゃない…。」
毎朝の通勤経路、あの車に追い抜かれて気分を悪くしていたのはおじさんだけじゃなかったはず。
いつか事故るんじゃないかと思っていたけれど、ついにその日が来てしまったようだね。
車の脇に立って下回りを覗いているのは、いい年したおっさんだった。
おじさんよりも明らかに年上と思われるような風貌。
申し訳ないとは思うが、あまり気の毒だとは思わなかった。
「自業自得だね…」
これで懲りて、安全運転をしてくれるようになればありがたいけれど。
~おまけ~